評価しない

善し悪しがない、記録とか備忘録とかそういうやつ

2024年に読んだ本【読書記録】

アナログな読書ノートをつけている。

どのくらい読んだのか、どの時期にどんな本を読んでいたのか、その本のどこが良かったのか、あとで見返したくなる自分のために書いている。

使っているノートはこれ。

最初の数ページにindexがあって、それ以降すべてのページの下部にページ数が印刷されている。

読んだ本1冊につき1ページ、その書いたページの著者・タイトルをindexに目次として記録している。

後で読み返すことを前提に、読んだ時の解釈はなるべく抑えめにして、好きだと思った一文とかの書き起こしをメインにしている。

 

2024年も自分にしては結構読んだなあと思ったので、せっかくだからみんなにも見てもらおうとこの読書ノートを転記してみる。

本の情報も載せておくから気になったら読んでみて。ちなみに基本恋愛小説ばっかり読んでます。

 

2024年01月~12月 29冊読了

 

01.31 彩瀬まる「さいはての家」

好きで、好きで、ただそれだけだったころよりも、一筋の憎しみがもぐり込んだ後の方が胸が痺れて熱かった。野田さんのことを大切にもできるし、めちゃくちゃに痛めつけることもできそうだ。

(短編「はねつき」から引用)

 

 

02.18 ジュリアン・ジェインズ「神々の沈黙──意識の誕生と文明の興亡」

数千年前まで人間は意識を持たず、社会統制のために<二分心>という精神構造に頼っていたが、文字と比喩の発達とともにその構造が衰え、ようやく意識が誕生したのではないかという仮説を整理した本。

イーリアスオデュッセイアを意識が無かった頃とし、そこからギルガメシュ叙事詩、エレゲイア詩の頃には意識が誕生し始めているっていうくだりが面白かった。

昔の人は文字言語が現代ほど発達していなかったから、神々の声が聞こえていた(意思決定を神々の判断に委ねていた)ってところにロマンを感じる。

 

 

02.18 児玉雨子「##NAME##」

夢小説には名前変換という文化があって、自分の名前でもオリジナルキャラクターでも好きに入れて変換して読める。

その名前変換をせずに夢小説を読むっていうところに共感して読んでみようかなって思った本。

夢小説で育った人間として、そしてずっと夢小説を「みょうじ なまえ」で読んできた人間として、このお話が芥川賞候補になった時、この文化が世に出ても大丈夫か…?などと勝手な心配をしてた。全然杞憂だった。

 

 

02.19 彩瀬まる「やがて海へと届く」

すみれを失って、この世の物事で痛みや諦めを伴わないものはすべて嘘だと思うようになっていたのかもしれない。そうでなければ許されない気がした。最も深い苦しみだけが、本当のものであるように思っていた。

(本編から引用)

大事な人を失ったときに、私はこの本をもう一回読み返すと思う。

 

 

02.29 住野よる「よるのばけもの」

Xのフォロワーからおすすめされた本。

あんまり人間関係がうまくいってなかった中学生の時を思い出して少し胸が痛かった。

 

 

04.11 高田ほのか「ライナスの毛布

その羽を撫でて眠りに落ちたころぬくもりがまたわたしに還る

 

あまりにも煌々と燃えわたしには一億光年まえに滅んだ星だ

 

(本編から引用)

歌集。現代語の短歌って、削ぎ落された表現が冴え冴えと美しくて、描写力や表現力の勉強になる。

 

 

04.18 彩瀬まる「まだ温かい鍋を抱いておやすみ」

深い、深い、深い、マリアナ海溝みたいな深い悲しみの底にいる人も、傍から見ると生理中でちょっと具合悪い?くらいにしか見えないんだなあと、久しぶりに顔を合わせた友人を見て思った。

(短編「シュークリームタワーで待ち合わせ」から引用)

 

 

04.18 朝井リョウ「正欲」

たとえば、街を歩くとします。

「明日、死にたくない」と思いながら。

(本編から引用)

 

 

04.26 三島由紀夫潮騒

村はなお寝静まり、屋根々々は月光に濡れていた。しかし昧爽の遠くないしるしに、村へむかって一段一段石段を下りてゆく二人の足もとから、そこかしこの鶏鳴が繁くきこえた。

(本編から引用)

三島由紀夫って文章が美しすぎ!

作中では「歌島」という島が舞台だけど、そのモデルになったのが三重県鳥羽市の神島らしい。神島の近くにある答志島に旅行に行くことが決まって慌てて再読した。

 

 

05.04 東野圭吾「秘密」

七つ年下の弟が誕生日プレゼントで贈ってくれた本の一冊。

東野圭吾って自分では選ばないから新鮮だった。東野圭吾が書く恋愛小説があったら読みたい。

 

 

05.09 彩瀬まる「珠玉」

地平線間際に横たわる生まれたての弱い光と、そこから放射状に広がる藍色が、少しずつ闇を掃いていく。

(本編から引用)

 

 

05.01 彩瀬まる「なんどでも生まれる」

この本のトークサイン会にも行ってきた。彩瀬まるの本全読破を目標にしていて、どんな人が書いてるんだろうって見に行ったみたいなところがある。

彩瀬まるへの質問もできたんだけど、小説家志望かな?って思うような質問が結構多かった。みんな、彩瀬まるみたいな本を書いたら私にも読ませてください。

サインしてもらう時、え、何はなせばいいんだろう…って慌てて頭真っ白だったから、なにか話しかけてもらったことだけ覚えている。もったいないよ~!

 

 

08.10 彩瀬まる「骨を彩る」

これ短編集なんだけど、それぞれの主人公たちがうっすらと繋がってて面白かった。

自分の読書ノートには、読みながら整理したのか、相関図が書いてある。

 

 

08.11 百瀬文「なめらかな人」

自分の心と体が誰にも支配されることのない家を、安心して帰れることが約束された家を、わたしはこの手で作り直したかったのだと思う。

 

たとえこの地球に散り散りに住むことになったとしても家族でいられるように、わたしたちは将来の約束をしない。

 

(本編から引用)

女性美術家のエッセイ。

今の彼氏と元彼氏、作者の百瀬文の三人が、家族として暮らす生活に興味津々で買った。

短いエッセイがたくさん掲載されていてどれも好きなんだけど、特に好きなのが「ぬいぐるみたちの沈黙」

読書ノートには、「このわたしの年齢で、いまのタイミングで、この本を読めたことを幸福に思う。」って書いてある。わたしはこの先、きっとこの本を手放さない。

 

 

08.18 彩瀬まる「暗い夜、星を数えて─3.11被災鉄道からの脱出─」

彩瀬まるが3.11の時に体験した被災のルポ。

当時、自分の身に起きていたことを思い返しながら読んでいた。

 

 

09.22 彩瀬まる「森があふれる」

「いやなものを拒んだり、批判したり、変化を求めたりする力を持たない人が、本当に愛する力を持っていると言えるの?」

(本編から引用)

 

 

09.23 彩瀬まる「神様のケーキを頬ばるまで」

なぜかいつも、周囲に説明しなければ、取り繕わなければと気がはやる。他人の中で低く評価されることに我慢が出来ず、どう思われてもいいという気楽さを持てない。

(短編「七番目の神様」から引用)

 

 

09.30 彩瀬まる「不在」

芝居がかったラブシーンのような彼の挙動を見るうちに、この子は支払おうとしているのだと気づいた。私が差しだしたものを、恋の芝居で精算しようとしている。なにもわからないふりをして、このまま私から金と人脈を吸い続ければいいのに、施されるだけの立場では済まないらしい。若いのに律儀だ、とまず感心し、違う、若いからか、と納得する。私は彼の目の奥の、ちらちらと揺れる尊厳の日に興奮し、みずみずしい首筋に嚙みついた。

(本編から引用)

彩瀬まるの「くちなし」に収録されている「薄布」でも思ったけど、女が男から搾取されるだけじゃなくて、年上の女が年下の男を性欲で搾取する描写もしてくれる。両性どっちも持ち合わせている暴力性の表現がいつもわたしが持つ無意識な支配構造を文章化してくれる。

 

 

10.26~11.15 角田光代 訳「源氏物語1~8」

11月15日に宇治に旅行に行くことになって、宇治十帖を読んでから行こう!あでも途中から読んだら訳分かんないか…って源氏物語RTAをした。

角田光代の現代語訳、読みやすくて源氏物語初心者にはありがたかった。以下読了日だけまとめておく。

10.26 源氏物語1

10.30 源氏物語2

11.01 源氏物語3

11.09 源氏物語4

11.10 源氏物語5

11.12 源氏物語6

11.14 源氏物語7

11.15 源氏物語8

 

源氏物語ミュージアムにも行ってきたけど、宇治十帖を読んでから行って本当によかった!

旅行に行く前にその土地を舞台にした小説を読む楽しさを味わってしまった。

 

 

10.26 彩瀬まる「桜の下で待っている」

「自分がどこかに帰るより、居心地よくするから誰かに帰ってきてほしいな。遠くから、新幹線で来てほしい。私が見つけたきれいなものを一緒に見て、面白がってほしい。そういうのがやってみたくて、家族が欲しいのかも。」

(短編「桜の下で待っている」から引用)

 

 

12.18 小倉孝誠「愛の情景 出会いから別れまでを読み解く」

出会いは悦びを告げるのではなく、何かしらひとを不安にし、惑乱させる。

(本編から引用)

文学作品において、愛がどのように描写されてきたのかを整頓して類型化してくれた本。著者の専攻である海外文学を中心にしているけど、日本の現代作家も取り上げている。

図書館から借りて読んだんだけど、わたしはこれを一読しただけでバイブルにし、所持しておかねばならない、と急遽購入した。もう絶版?らしくて、古書店から美品状態で取り寄せた。この本に掲載されている小説をいつか読んでみたい。

 

 

12.18 吉田大助編「僕たちの月曜日」

彩瀬まるの短編「わたれない」を目的に読んだ。でもこの短編は後で出版された「川のほとりで羽化するぼくら」に載っていたらしい。買ったのにまだ読んでないから気づかなかった。

でも、彩瀬まるが参加するアンソロジーをきっかけで他の作家の話を読むことができるの、本当に良い。

特に印象的なのが古市憲寿の「彼は本当は優しい」この人テレビで出てくるから見かけてたんだけど、結構私が好きな文章を書く。軽薄と思いやりを交互に表現してて、自分事のように思いながら読んだ。

 

 

以上です!2025年もマイペースに読むぞ。

基本、女性ボーカルばかり好む女が聴く曲やアーティスト 2020年ver

バンドサウンドや伴奏と女性ボーカルの相性ってめちゃくちゃ良い。気がする。

Apple Musicにはその年に一番よく聴いた楽曲をまとめてくれる機能がある。古いのだと2020年から記録されてるから、いくつかPUしてみんなにわたしはこれを好きで聴いてますのアピールをしよーっと!

プレイリストを貼っておくので一緒に見ていこうね

 

女性ボーカル好きとか言いながらTOP3がヒプマイ。

当時ヒプマイにどハマりしてて、この年は夢小説サイトを開設して山田二郎くんの夢小説をひたすら書いて公開して、というかなりの勢いがあった。後にも先にもあの熱狂は訪れないかも。TOP3は作業用BGM。

 

 

 

DracoVirgo 「"KALMA"」

ドラヴァゴだいすき。

このバンド、ボーカルとベースとドラムの三人だけで構成されてる。他は全部打ち込みだと思う。

女性ボーカル←好き

ベース←好き

ドラム←好き

この三つをとことん堪能できるバンドを運よく見つけられてわたしはラッキーガールすぎ。

わたしが好きな女性ボーカルって振れ幅すごいんだけど、このMAAKIII(マーキーと読む)は大体中間くらいの位置にいる、わたしの中ではバランスがいい立ち位置。かわいい声も出せるし迫力ある声も出せる。オールマイティーだからこそずっと聴いていられる。体感的にはロックもメタルもそつなくこなす声色をしてる気がする。声を張り上げて必死に歌で殴る!って感じじゃなくて、曲調が激しい分MAAKIIIのやわらかみもある声でうまく中和してるって感じがする。つまりはマリアージュってコト……

曲調も色々あって、それこそこの"KALMA"は特に縦ノリが気持ちいい。あと似た感じだと「阿弥陀の糸」もテクニカルなベースとドラムの重低音で頭を揺さぶりながら、女性ボーカルが歌う歌詞ひとつひとつが楽器のように鳴らされる。

わたしは女性ボーカルも楽器だと思っている節があるので歌詞をあまり重要視していないけど、ドラヴァゴはピシッとメロディに歌詞がハマり込む気がして、この馴染んでいる感じが気持ちよさを生むのかもしれない。

 

わたしがドラヴァゴを知ったのは、FGOの1.5部ストーリーのひとつでテーマ曲をやってたことがきっかけなんだけど、この曲も信じられないほどいい。

「清廉なるHereics」

わたしは女性ボーカルとベースとドラムが好きなのと同じくらいピアノやストリングスも好きなので(全部好きじゃん)、この1番サビ終わった後にバンドサウンドがドカドカッ!と入ってくるところで失神したい。MAAKIIIの声色がまた切なくて、セイレムを思い出すね…(フォリナ!フォリナ!)

ちなみにFGOはもう全然遊んでないけど、☆5フォーリナー楊貴妃ボイジャー、コヤンスカヤ(闇)を手に入れたところで終わってるようだ。

Drago Virgo、コロナ禍の中での活動が最後で、家で歌おう企画みたいなのを最後にどうなってるのか分かんない。わたしがライブとか行くくらいどハマりした頃にはもう続報がなかった。

この1stアルバムを永遠にリピートしてる。

 

 


ASCA 「雲雀」

ASCAだいすき。

以前梶浦由記フェスでASCAの雲雀を生で聴けて、ひとりで大号泣してた。KEIKOの低音ハモリも相まってかなり良かったな…

この曲はまたFateシリーズで、ロード・エルメロイⅡ世~魔眼蒐集列車 Grace note-のアニメエンディング主題歌。ここまで読んで分かったと思うけどわたしはかなりアニソンがだいすき。

ASCAってロックを歌うとバチバチ火花を散らせるみたいな苛烈さがあるハスキーなタイプの女性ボーカルなんだけど(RESISTERとか)

こういうバラードもめちゃくちゃ強いと思ってる。だってASCAを知ったのもFate/ApocryphaのED 「KOE

アキレウスvsアタランテ戦の時のEDの入りがすごく良かったからめっちゃ覚えてる。アニメの展開に呆然として徐々に湧き出るわたしの物悲しさに、ストリングスとASCAの声が寄り添うようにしなだれかかってくる体験は忘れられない。

あと普通のEDアニメーションも音ハメしてて良いよね。

 


ピアノとストリングス、バンドサウンドがおしゃれでいいのは

澤野弘之が作曲作詞してmizukiと一緒に歌ってる「Unti-L <100S-R2>」

ASCA、色んな人から楽曲提供してもらってて、冒頭の梶浦由記もそうだし、完全にモノにしてるのがすごい。あ!ASCAの曲だ!となる。

 


この流れで澤野弘之×mizukiの「aLIEz」もランクインしてるみたい。澤野弘之の作る曲、ピアノはもちろんのこと、ドラムの主張めっちゃ強くて気持ちいい泣く。

ちなみにKOEもaLIEzもファーストテイクがあります。どっちもいい〜

 

 

 

藤田麻衣子井の頭線

藤田麻衣子だいすき。

わたしは高校生の時から恋愛するたびに藤田麻衣子を聴いていたし、藤田麻衣子の曲を聴くとその時していた恋愛を鮮明に思い出してたまにしんどくなる。

そんなわたしが思い入れもない井の頭線をテーマにしたこの曲にどハマりしていたのは、歌詞とメロディが良すぎるため。

よく晴れた平日の昼下がり、通勤時よりも人が少ない電車に揺られながら、あたたかい日が柔らかく降り注ぐ車窓越しに流れる景色を眺めている時、この井の頭線を流す。あなたはきっと泣く。わたしはいつも泣く。

過去の恋愛のかさぶたを剥がして傷つきたくなった時に、藤田麻衣子のやさしい歌声はいつでもわたしたちのそばにいてくれる。

 


メロキュア「1st Priority」

メロキュアだいすき。

わたしの、かわいい声ボーカル好きの原点。

これもアニメ主題歌だったみたいなんだけど、少し時期が合わなくてメロキュアが担当したアニメは全部見たことがない。

じゃあなにで知ったかって、アニソン好きはみんな通る「Agape」

高校生か大学生かの時に知り合いのダメ系バンドセッションに参加したことがある。その時にだれかがこれを演奏してて、めっちゃいい曲だ…!となったのが始まり。

以降10年くらいずっとメロキュアのこのアルバムをひたすら聴きまくることになってしまった。

ちなみにこのアルバムでわたしが一番好きな曲は「ボクのキモチ」

岡崎律子日向めぐみの二人っていわゆる萌えボの位置付けだと思うんだけど、日向めぐみがそれこそ懸命に歌ってるという場面が目に浮かぶ部分があって、それが02:25からのギターの大号泣、もはや慟哭といってもいいギターソロのあと、3:03からのラスサビ。ギターの激しさにつられるように日向めぐみの声色も、息をたえだえにしながら全身で歌っているように聴こえる。わたしはここを最高の状態で聴くために前半の3分を聴いている。

この明確な溜めからの爆発って、萌ボでやっていいんですか?やってくれてありがとう!

 

日向めぐみだけでなく、岡崎律子のメインボーカルも堪能できる、「So far, so near」を聴くと、これをわたしはもう生で聴くことができないままならなさを実感する。好きな曲に出会った時、いつだってそれが新譜なのに。(誰かがXで言ってたな)

2024年は岡崎律子のアルバムを永遠に再生するということをしているんだけど、それはまた2024年Verの記事で話すね。

 


RHYTHM 「蛍火」

わたしが人生で初めてCDを買ったのは、RHYTHMの「ホウキ雲」で、当たり前のようにこれもアニソンで、焼きたてじゃパン!のOPだった。

わたしが女性ボーカルを特に好きになったのも、ハーモニーやハモリを好きになったのも、ぜーんぶRHYTHMから入ったっていうのが理由にある気がする。

蛍火もホウキ雲も、なんならRHYTHMのほとんどの曲って、リードとコーラスが気づかないうちに入れ替わってたりして、聴いてて楽しいんだよね。

一番と二番でお互い歌ってるところ違うとか、あれいまリード歌ってたのにいつのまにかコーラスに引っ込んだりしてる!とか、歌だけで楽しいのすごいと思う。

 


ちなみにまだ着メロという概念があってiモードがあった時代、わたしは小学生だったのでお金もなく、テレビから流れるRHYTHMの曲を携帯に録音して着メロがわりにしようとして家族を黙らせ、テレビのスピーカーに携帯を張りつかせてました。

そうしてしばらくわたしの着メロだったのが「名を持つ人へ」

 

 

 

プレイリストの中にはUruとか天野月子とかkalafinaとかちらほらいる。本当にほとんど女性ボーカルだ。

ヒプマイ以外だと、くるりの京都の大学生がなぜかランクインしている。珍しいことだね。

とりあえず、2020年はこれで終わり!

「手を洗って保湿する」を一日8セット

今回の冬は体感的にハンドクリームの消費が激しかった。
手を洗うと保湿したくてハンドクリームを塗っているんだけど、その手を洗うという行為の回数が増えたから、ハンドクリームを塗る回数も増えている気がする。
しかも冬に限らず、手が割と乾燥しがちなのでハンドクリームを年中必要としている。
ここ一年くらいの、一日の最低手洗いルーティーンを思い返してみるとこんな感じ↓


7時:顔洗うついで手を洗ってる。家出る前にハンドクリーム塗る。

9時:出社したら手を洗ってる。ハンドクリーム塗る。

11時:トイレ行くから手を洗ってる。ハンドクリーム塗る。

12時:お弁当箱洗うついでに手を洗ってる。ハンドクリーム塗る。

15時:トイレ行くから手を洗ってる。ハンドクリーム塗る。

16時:現金触るから手を洗ってる。ハンドクリーム塗る。

20時:帰宅してお風呂入ってる。手に体ついでのボディークリーム塗る。

22時:歯磨きするついでに手を洗ってる。寝る前にハンドクリーム塗る。


手洗い→ハンドクリームの回数が一日に8回もある。しかもこれは最低限の回数。
おかげでここ一年は、流行り病だけではなく小さな風邪とかも全くかかっていない。

 

外から内に入ってきた時+手が汚れたなって思った時に手を洗ってるんだと思う。
これは都度手を洗ってるんじゃなくて、心理的な穢れの概念を手に蓄積して一気に洗う時が多い。
例えば、現金触る用事のあとに段ボール解体してごみ箱に捨てる用事を続けておこない、いったんすべてが終わったらなるべくなにも触らずに手を洗いに行く。

でも、一日最低8回は手を洗ってる。
しかも会社に行く日だけ。休みの日とかはそもそもあまり外に出ないし手が汚れる作業もあまりやらない。
私は経理とか総務の雑用をやったりするただの事務仕事。

 

怠惰かつセルフネグレクトをするタイプの人だから、潔癖とかではないと思う。でもわかんない。それにしても手だけ洗いすぎかもしれない。
医療機関とかが風邪ひかないようにこまめな手洗いを推奨しているけど、私の手洗い回数は彼らの想定している「こまめ」の範囲内なのか気になる。
実は全然なんてことない回数で、みんな似た感じに手洗いをしてるとかなら、今までの私が手を洗わなさすぎたガハハってことで納得できるから教えてほしい。


ちなみに当たり前にハンドクリームがえげつない速度で減っていくから、安価なハンドクリームを家と職場に置いてる。香りを感じる間に手を洗い、またハンドクリームを塗らなきゃいけなくなるのがなんかもったいないから無香料にしている。多分いま使ってるのは今年5~6本目だと思う。

https://amzn.asia/d/fFnkQzQ

 

お気に入りのハンドクリームもある。
宇治にひとり旅行した時に平等院で買った藤の香りのハンドクリームがだいすきでポーチに常駐させている。

http://www.byodoin.com/smartphone/detail.html?id=000000000080
でもこれ中指くらいの長さしかないから大容量で売ってほしい。
酒粕が入ってて手がずっとしっとりする。でも、香りやしっとりを感じている間に手を洗い、またハンドクリームを塗らなきゃいけなくなるのが、本当にもったいなく感じる。

 

なんか科学の力ってすげー!みたいなことになって、水とかで保湿できるようにならないかな。

29才、初めての歯列矯正〜精密検査編〜

最初のカウンセリングみたいなのに行ったのは二年前、ちょうど新型コロナが流行ってた時。マスクしてるうちに矯正しちゃおうかなと思ったけど、どうしても予算の都合がつけられず先延ばしにしてた。今年大幅に昇給したのもあって、再度歯の矯正をやろうと決意した頃にはもうほとんどの人がマスクを外していた。


精密検査したいというのは事前に言ってたので、さっそく歯のCT、レントゲンをひとしきり撮ってもらった。顎関節のずれが心配だから場合によってはMRIを取ることになるらしい。この顎で口が大きく開けられないかつ顔の歪みができてるので、これはもうそういうものやと思ってとりあえず置いとくことにした。この顔にも慣れてるし…


抜かなきゃいけない歯がなんかいっぱいあるらしい。親知らずと列揃えるために要らない歯。それともしかしたらネジを奥の歯茎に打たなきゃいけないらしい。そのあたりは今回の検査結果をみて、次の予約の時に確定させるみたい。痛みで死ぬかもしれん。口の中をぐって広げる器具だけで口の端いててーッ!ちぎれるーッ!となるのに、耐えられるかな。


歯の型取りもした。これが一番しんどかったかも。口の中に異物があると脳が認識した時に、とんでもないえづきが発生した。

「鼻で深く呼吸してくださいね〜」

って歯科衛生士のおねえさんが優しく言ってくれたけど「呼吸ってなんだっけ…どうやるんだっけ!?」と若干パニックだった。1〜2分じっとしていなきゃいけなかったから、これが永遠か…オエッと1億年ボタンの気持ちを味わえた。


料金はざっと見て100万くらいになりそうなんだけど、そのまま進める予定。このクリニックが珍しいかもなんだけど、デンタルローンなんか使わなくても矯正終わるまでに払い終わってくれればいいよ〜(無利子)って言ってくれてる。支払い総額結構でかい金額なのに、こんなゆるくて大丈夫?これから与信とかするんだよね?人間の計画性に絶大な信頼を置いている……

 

今回の精密検査代 ¥33,000

当たり前のように保険適用外。確定申告することが決定したわね。


次回、検査結果発表編。装置つけるのはそのあと、11月頃になりそう。

この土日、ひとりで楽しく生活をしていた

土日はいつもベッドに横になったまま家から一歩も出ない生活をしている。

でも今回の土日は珍しく充実感あるな〜という気持ちになったので、何をしたのか覚えておいて今後も気持ちよくすごせるようにする。


9月23日(土)

07:00

起床。

朝ご飯は、金曜の夜に買ってたファミマのチキンバーガーとコールスローサラダ。

雨が降っていた。


10:00

近所のパソコン教室でMOS Excel specialist受けに行ってきた。

会社で無料で講座受けさせてくれてたやつで、テキストの他に業務で実際に使ってるファイル見ながら最適化・効率化してくれる講座だった。

一応レッスンみたいなのがあってそれが全部終わったので記念受験*1

内容はめっちゃ簡単だったので合格できたんだけど、結果発表前に簿記3級二連続不合格の記憶が蘇って少し具合悪くなってた。

試験終わった頃には雨が上がってた。


11:30

イトーヨーカドーで買った冷凍おやきを食べた。野沢菜味。もちもちの生地と野沢菜のしゃきしゃき食感が本当に大好き。そうじゃなくても野沢菜自体が好き。


部屋がめちゃくちゃで気が滅入ってたので撫でるだけの掃除をする。あとは元気な時の自分に任せる。ドレッサーの机上に乱雑に置かれた化粧品たちを、ニトリで買った編みかごに入れた。埃が掃除しやすくなったけど、気分じゃなかったので埃の掃除はしなかった。


13:00

出汁で米を炊いた。塩昆布とごま油と塩胡椒とごまを混ぜて握って海苔巻いておにぎりにした。

かにのほぐし身の缶があったから混ぜたかったんだけど、缶切りがなかった。マイナスドライバーを叩き込めってGoogleには言われたけど、叩き込む力がなかった。断念。


15:00

家の中で余ってたじゃがいもと玉ねぎとキャベツとサラダチキンをぶちこんでポトフにした。

ポトフの中にサラダチキンが入ってるのが珍しくて食べ慣れなかったからか、すこし喉が拒絶してた。ポトフの中に入れてもサラダチキンはサラダチキンの味がした。

解凍したお肉と玉ねぎを市販のプルコギタレに漬け込んでおいた。


16:00〜22:00

昼寝…のはず。どう考えても30分だけ寝よう!ということができない。くたばったように寝た。


23:00

どうしてもお腹が空いたからイトーヨーカドーで買った冷凍おやきを食べた。かぼちゃ味。

ご飯として食べるなら甘い味よりもしょっぱい味が大好きなんだけど、このかぼちゃおやきもすこし醤油の味がしてあまじょっぱかった。美味しかった。

謎ポトフも食べた。こんな夜中に…


食べ終わった後全然眠気が来ない(当然)からツイッターとかはてなとか巡回したり、ピッコマ日付更新分を読んでたりした。


02:00

就寝

仰向けで寝たから悪夢を見たけど思い出せない。

 


9月24日(日)

07:00

起床。

晴れてたから洗濯物を回してる間に朝食。

朝ご飯は、雑穀米のごはん*2、謎ポトフ、前日に漬けていたお肉と玉ねぎを焼いたやつ。


食べ終わった頃に洗濯機が鳴いたから、洗濯物を干した。

たくさん寝て元気があったので皿洗いをしたし、部屋の掃除をした。


09:00

お茶を淹れて、換気に揺れるカーテンとYouTubeを見ながらだらだらした。


お茶は誕生日にもらった煎茶堂の煎茶*3

指の皮が薄くても熱さを感じずに持てる透明急須、洗いやすいし便利で好きな道具。

容量少なめだけど煎茶をマグカップ並々に淹れて飲むとは思われてないかも。

【最安値保証】透明急須shop.senchado.jp


崩壊スターレイルやったり、原神やったり、YouTube見たり、九齢公主の最終話*4みたりして過ごしてた。


12:00

昼ごはんは前日作ったおにぎりと謎ポトフと朝の肉の残り。


14:30

サボってるジムのボクシングエクササイズクラスへ行った。

もともと近所に住んでる友達がやってみよう!って誘ってくれたクラスなんだけど、友達は都合が悪くて行けないって連絡があった。

その連絡もらってから私もキャンセルの連絡しよかな…やったことないしボクシングとか…なにも殴りたくないよ…と弱気になったので、なるべく何も考えないで時間になったら家を出ることにした。

ジムに行く道でYUKIの「Hello!」をきいてたら元気とやる気が出た。サビが好き。*5

Hello !

Hello !

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com


実際にボクササイズ(って言うらしい)始めてみたら楽しかった。

でも運動量が凄まじくて常に運動不足の体にはしんどかった。

プランク状態で足を猛ダッシュさせる動きの時に、水分補給でとった水が胃の中でかき混ぜられて吐きそうになった。

しんど〜ッ!てなってたし誰よりも動けていない自信があったけど、インストラクターのおねえさんは私がどんなにへっぴり腰でへなちょこジャブフックストレートをしても「NICE!」「Very good!」って言ってくれた。

あまり褒めないで、ボクサーになっちゃうから…過去に褒められすぎて図に乗った実績があるから…ありがとう…

umibaies.hatenadiary.jp

 

一時間くらいのクラスが終わって疲労困憊でふらふら教室を出たら、カウンセリングをドタキャンして音信不通にしてたジムインストラクターのおにいさんに会って「あれ?うみべさん?」って声かけられた。

正直もう覚えてないだろ私のこと!と思ってたので名前を呼ばれてビビったから、サボっちゃって〜へへへと露悪的に言ったら「そういう時もありますって!またジムエリアも来てくださいね〜」って言われた。

私はこの優しい人たちのために一ヶ月一万円を払って月に二、三回だけこのジムに来ています。


15:00〜17:00

ジムのお風呂を使わない私は即帰宅してお風呂掃除。多少しんどい思いをしても一生懸命家に帰り、普段使ってるシャンプーや道具、スキンケアですっきりしたいからね。


お風呂溜めて、疲労回復の入浴剤入れて、運動後に飲むらしいプロテインスマホを持ち込んで、あとはもう浴室内でだらだら。お風呂入ってる時にいつも流すのはApple Musicのプレイリスト「ピアノ・チル」

music.apple.com

ちなみに機嫌がいい時の夜もピアノ・チルを流している。私は毎週ラインナップが変わるのを楽しみにしている。


お風呂あがってボディークリーム塗る時間の適切なタイミングを見つけられていない私みたいな人は、ビオレのインバスボディークリームでさくっと済まそう。

お風呂で使う うるおいミルク | ボディケアシリーズ | ビオレu | 花王株式会社

なんかHP見ると子ども用らしいっていま気づいたよ。でもこれ冬でも一日中潤ってるから優秀。

大人はこっちらしい。いろんな香りあって選べるのいいね。私は香りが混ざるので無香料にすると思う。上のやつのストックがなくなったらこれ試してみよ〜

ビオレu ザ ボディ ボディケア | 花王株式会社

提供でもなんでもないんだけど、この便利ボディーソープを知らずに迎える冬はさぞかし寒かろうて…という親切心を押し付けていきます。


18:00

食材の買い物。山ほど買って、ひたすら切って、冷凍。

週末にお弁当とかその週に食べるものを作っておく人々、えらすぎる。

食材を切っただけで疲れた。あとは明日からの自分が献立とか考えながらなんか作ってくれると思う。


私はお風呂入った後に外出することになにも抵抗がない。

むしろ今の時期はすっかり日が落ちて涼しくなって、お風呂上がりの熱った体を程よく冷ましてくれる。やっぱりちょっとのぼせてたかも。


19:30

夜ごはん。カップ麺とおにぎりと蒸したさつまいものかけらと、きゅうりとだいこんと白菜の浅漬け。

多分ボクササイズで減った分のカロリー、これでチャラね。貸しは作らない。だから私は痩せない。最近ご飯が美味しくて仕方ない。*6


21:00〜

これ書いてる。

書き終わったらスタレやって原神やって、時間あったら本を読むけど多分読まない。

23時までには寝ようと思ってるけど、22時ごろにはもう眠くなってる。月〜金の夜は仕事で疲れてるのか家でやることがないのか、22時前には寝てることが多い。小学生?*7

 

友達と会わずひとりでいたし、欲のまま惰眠を貪りもしたけど、土日の両方に地味に予定があって、それが徒歩圏内で済んだからストレスがほとんどなかったのかな。

来週の土日もこんな感じで気分良く過ごせるといいな。

*1:記念受験にしては受験料が高すぎるよ…一万円!?

*2:炊きあがったのを冷ましてたら忘れて出勤してしまい、そのまま一日中ほったらかしにされてたかわいそうなお米。だからこんなにかちかち。態度を硬化させている。

*3:賞味期限や消費期限が切れていたけど飲みたい欲に負けてしまった。美味しかった。

*4:最終話なのに「主人公たちカップルは幸せに暮らしました!」が無く、新皇帝即位のシーンで終わってしまった。いや、確かに問題解決したし幸せに暮らしたんだろうなと想像はできるけど、二人のその後のカットみたいなのほしかった、欲張りかな…

*5:「世界中をひとっ飛び」の部分のメロディが大好き。少し切なさがあるのはコードのせいですか?音楽理論無知

*6:減量している人間の食事量ではないのだが、これより前は一日二食しか食べずにベッドに寝っ転がっていたのだから、健康になってきていると思えばこっちの方がいいのかもしれない

*7:上司は受験生の息子(11)がいて、私(29)は彼よりも早い時間に眠るらしい

積んでる23.09

去年2022年8月からの積読をどのくらい消化したのか確認。

積んでる22.08 - 評価しない

宮沢賢治銀河鉄道の夜」→読み切るのを諦めた
三島由紀夫「夏子の冒険」→読んだ
小川洋子「寡黙な死骸 みだらな弔い」→読んだ
申京淑「母をお願い」→読んだ
皆川博子「薔薇忌」→読み切るのを諦めた

諦めたと書いたけど、読むタイミングが今じゃなかったと思わざるを得ないくらい、内容がまったく頭に入ってこなかった本が2冊。
私の小さな本棚のスペースを占有している限り、またいつか読むだろうと思う。

わたしは積読を、本を少しも読まずに置いていることだと認識している。読み切れなかった本のことをなんというんだろう。「未完了本」?「未了読本」?「本棚養分本」?
なんかそういう区分にしておいて、積読の区分からは外しておこうかな。

 

上記に追加して、新しく読んだ本も確認。

野村日魚子「百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た」
筒井康隆「着想の技術」
彩瀬まる「朝が来るまでそばにいる」
彩瀬まる「あの人は蜘蛛を潰せない」
彩瀬まる「花に埋もれる」

春から梅雨にかけて彩瀬まるブームが来たから、湿度の高い感情を彩瀬まると一緒にくすぶらせていた。
彩瀬まるを読むと、傷を負っても鈍感なふりをして生きて来られるのが上手な生き方だと思っていたのに、その傷、実は痛かったんだよと指摘されながらぐいぐいと広げられて、あの時本当に傷ついたんだとひとつひとつ膿を出されるみたいな感覚になる。
膿を出す時にも痛みが伴うから、自分を大事にできなかった鈍さへの罰を受けている気になるんだけど、ほじくるだけほじくってポイ!じゃなくて、ちゃんと寄り添ってくれるような気がする。
次からは傷つきの鮮度が高い状態で、思いっきり傷つきましたの宣言をしてみようかなって思える。

まだまだたくさん、彩瀬まるを読みたい。

個別の読書メモは元気がある時に書く。

 

現時点での積読は以下。

ジュリアン・ジェインズ「神々の沈黙─意識の誕生と文明の興亡」
彩瀬まる「森があふれる」
児玉雨子「##name##」
安部公房「水中都市・デンドロカカリヤ」
チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン
東野圭吾「秘密」
早瀬耕「彼女の知らない空」
小坂流加「余命10年」

上から読み始めたい順番に並べている。
名前変換小説に育てられたと言っても過言ではないのではやく児玉雨子を読みたいんだけど、名前変換小説のことがどう書かれているのかという怯えのせいでなかなか手が伸びない。
でもこのために初めて文藝を買った。重かった。

下の3冊は、数年前のわたしの誕生日に7つ離れた弟が彼の価値観で面白そうと思った本を贈ってくれた本たち。確かにわたしがなかなか手を伸ばさないだろうなというラインナップ。
本棚をひっくり返していたら出てきたので積読リストに追加と相成った。

6月分の雨が一日で降った日、今までになくご機嫌だった

その数日前から、大雨になりますよとニュースで言っていた。
雨が降る日は会社に行く道程のことを考えるだけで嫌になり、会社のことまで嫌いそうになる。
わたしは雨も会社も嫌いじゃないけど、満員電車が嫌いなので、遭遇した日には一日中気分があまり良くない。

なるべくなにも恨まず、憎まずにいたい。
慈愛的な意味ではなく、そんなことに感情のリソースを割きたくなかった。わたしは良くも悪くも人の正負の感情に影響されやすい性質があるようだから。

でも振り返ってみるとあの日、晴れている日よりもずっとご機嫌だったなと思ったので、なにが原因か思い返した。


◎1時間はやく家を出た
雨で電車を使う人が増える。電車が混む。定刻よりも大幅に遅れる。
普段から身動きが取れないほどの満員電車になる路線ではないため、人間と密着して接触することに慣れていない。きっと人が持つずぶ濡れの傘が足に当たって湿るだろうし、生乾きの匂いと知らない人からの近距離の吐息がかかるだろう。それを避けるために、1時間はやく家を出た。

空いても混んでもない電車に乗る。多少ダイヤが乱れても始業時間に間に合うかなとそわそわイライラすることもない。
時間に余裕があるということは心にも余裕を作ってあげられるということなんだと気付いた。

はやく職場に着いてやる気があると思われたら嫌だったから、
始業時間までタリーズのあったかいチャイティー*1を飲みながらだらだらしていた。

◎雨靴だった
雨靴を買ってから5年くらい同じものを使っている。
足先が濡れてぐちゃぐちゃ言う不快感を、この5年間味わっていない。
足首まで覆うショートブーツ型は、リラックマの茶色い靴下を履いても周りから見えないから大丈夫。*2
家に帰る時までかわいいリラックマは濡れなかった。

 

◎金曜日だった
日暮れが近づくにつれて雨脚が強まっていったあの日、わたしは仕事の手を何度も止めて、窓を打つ雨粒を眺めた。
帰り道でどんなに雨風に揺さぶられたとしても、わたしはもう家に帰るだけだったから呑気だった。夜の予定どころか週末の予定もなかった。
ざあざあと勢いよく降る雨が気持ちよかった。
テンション的には、洗車する時に水やら泡を窓越しにぶっかけられて、でもわたしは濡れない!すごい!みたいな気持ち*3だった。

退社時間が近づく頃、運転見合わせは京葉線しかなかったから、弊社は早上がりとかは特になかった。
その日が金曜日で、わたしがご機嫌だったから、弊社は命拾いをしたんじゃないかな。

 

 

常に現状維持ばっかりでなにかを良くしていこうという気持ちが少なめなんだけど、このツイートを見て、ちょっとだけ思い当たることがあるような気がした。

荒天を前にしたあの日のわたしは、普段よりもずっと強い気持ちで心の平静を保とうとしたのかもしれなかった。

 

 

*1:この週の日曜日、チャイ飲みたさに中目黒のチャイ屋を2件はしごしてホットマサラチャイを飲み比べるくらいには、今はチャイが好きな時期

*2:職場で靴を履き替えるから、上品なパンプスの足の甲にはリラックマの顔が露出した。ビジネスシーンには向かなかったかも。でも誰もわたしを注意しない。リラックマかわいいねーで終わる。よかった!

*3:わたしはいつも窓が少しでも空いていたらどうなっちゃうんだろうと分かり切った想像をする。幼いころ、マンションにある火災時に鳴らす「強く押す」と書かれた非常用ベルのボタンも、押したらどうなっちゃうんだろうと想像して「強く押す」をしたことがある。鳴り響く非常ベルはわたしの体を固くしたし、すっ飛んできた親にはわたしじゃない…と誤魔化した。大人になって聞いたら、わたしが押したのだとわたしの表情で丸わかりだったけど、あまりに縮み上がっていてかわいそうだったから叱れなかった、とのこと。叱られなかったことを良いことにわたしはこの件をバレていないと長年思っていた。