評価しない

善し悪しがない、記録とか備忘録とかそういうやつ

積んでる23.09

去年2022年8月からの積読をどのくらい消化したのか確認。

積んでる22.08 - 評価しない

宮沢賢治銀河鉄道の夜」→読み切るのを諦めた
三島由紀夫「夏子の冒険」→読んだ
小川洋子「寡黙な死骸 みだらな弔い」→読んだ
申京淑「母をお願い」→読んだ
皆川博子「薔薇忌」→読み切るのを諦めた

諦めたと書いたけど、読むタイミングが今じゃなかったと思わざるを得ないくらい、内容がまったく頭に入ってこなかった本が2冊。
私の小さな本棚のスペースを占有している限り、またいつか読むだろうと思う。

わたしは積読を、本を少しも読まずに置いていることだと認識している。読み切れなかった本のことをなんというんだろう。「未完了本」?「未了読本」?「本棚養分本」?
なんかそういう区分にしておいて、積読の区分からは外しておこうかな。

 

上記に追加して、新しく読んだ本も確認。

野村日魚子「百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た」
筒井康隆「着想の技術」
彩瀬まる「朝が来るまでそばにいる」
彩瀬まる「あの人は蜘蛛を潰せない」
彩瀬まる「花に埋もれる」

春から梅雨にかけて彩瀬まるブームが来たから、湿度の高い感情を彩瀬まると一緒にくすぶらせていた。
彩瀬まるを読むと、傷を負っても鈍感なふりをして生きて来られるのが上手な生き方だと思っていたのに、その傷、実は痛かったんだよと指摘されながらぐいぐいと広げられて、あの時本当に傷ついたんだとひとつひとつ膿を出されるみたいな感覚になる。
膿を出す時にも痛みが伴うから、自分を大事にできなかった鈍さへの罰を受けている気になるんだけど、ほじくるだけほじくってポイ!じゃなくて、ちゃんと寄り添ってくれるような気がする。
次からは傷つきの鮮度が高い状態で、思いっきり傷つきましたの宣言をしてみようかなって思える。

まだまだたくさん、彩瀬まるを読みたい。

個別の読書メモは元気がある時に書く。

 

現時点での積読は以下。

ジュリアン・ジェインズ「神々の沈黙─意識の誕生と文明の興亡」
彩瀬まる「森があふれる」
児玉雨子「##name##」
安部公房「水中都市・デンドロカカリヤ」
チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン
東野圭吾「秘密」
早瀬耕「彼女の知らない空」
小坂流加「余命10年」

上から読み始めたい順番に並べている。
名前変換小説に育てられたと言っても過言ではないのではやく児玉雨子を読みたいんだけど、名前変換小説のことがどう書かれているのかという怯えのせいでなかなか手が伸びない。
でもこのために初めて文藝を買った。重かった。

下の3冊は、数年前のわたしの誕生日に7つ離れた弟が彼の価値観で面白そうと思った本を贈ってくれた本たち。確かにわたしがなかなか手を伸ばさないだろうなというラインナップ。
本棚をひっくり返していたら出てきたので積読リストに追加と相成った。